給料の高い仕事とは、一体、どのような仕事なのでしょうか。職業別に見ていきたいと思います。会社四季報(就職四季報)などのデータを調べると、上場会社の平均年収ランキング50位以内に、情報・通信企業が12社、卸売業が6社、続いて、サービス業、不動産業が5社、銀行が4社と並んでいます。(2007年度現在)給料の高い仕事は、このことからも分かるように、新しい企業(IT企業や通信会社)に多いと言えるでしょう。その一方で、給料が低い(低所得)業界50社には、サービス業、小売業などが70%近くを占めています。ただし、サービス業では同業他社の中でもその会社ごとに社員の給料に開きがありますので、給料の高い会社と低い会社の差が大きいはずです。また、通信企業のカテゴリーには、放送業界が含まれています。フジテレビやTBS、朝日放送などは、常に10位以内にいて高収入の部類の平均年収を誇っています。平均年収額は、1位のフジテレビジョンで1500万円以上(すべての年齢・年代を含む)です。その後ろに、テレビ朝日や電通などが1300万円台で続いています(ただし、年功序列の給与体系なので20代の若手の給料は低めです)。他の、給料の高い仕事の50以内には、電気機器、海運、その他の金融、保険や医薬品会社などがあります。転職で、この50位以内の会社に入社するのは難しいからこそ、年収も高いということです。
給料の高い仕事では、嬉しいことばかりでもないようです。給料の高い仕事は、その一方で、早期退職制度が導入されていることも事実です。世田谷区に住む知人に聞くところによると、40歳代〜50歳代にリストラを迫る企業も多数あるようです(業績が悪化している部門では30代前半でも)。ですから、東証一部上場の大手企業に転職したからといって安心できないのは事実です。ちなみに、年齢に左右されにくい業界は、お金を扱う業種が挙げられます。消費者金融、資産運用コンサルタントなどです(銀行や保険会社、証券会社は除いておきます)。給料の高い業種を細かく分類してみると、1位が投資銀行業務、2位が金融コンサルタント、3位が不動産金融となっています。実務経験が高い水準で要求されますし、これらの職種も放送業界などと同様に狭き門ですが、転職候補として頭に入れておきましょう。世田谷に住んでいる私の知人も三井物産に入社して、その後、独立しましたが、金融業界へと参入しました。給料の高い仕事は、20代、30代で狙うなら金融業やIT系の企業。全体的に見ると、放送業の大手などが大半を占めているという結果となっています。給料が高い分、残業などの勤務時間外の仕事が多い業界でもあるので、転職するなら覚悟が必要です。
